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フランスでのさまざまな手仕事を紹介していくIDEÉのページ



初回は、フランスの手芸好きが一様に押し寄せる展示会「SALON CREATIONS SAVOIRE FAIR」をご紹介いたします。年に一度、手芸雑誌、マリークレールイデー共催でパリの見本市会場で行われる展示会、「SALON CREATIONS SAVOIRE FAIRE」が今年も11月27日から12月1日までの5日間にわたって開かれました。
 
フランス及びヨーロッパ各地から、200店以上のハンドクラフトに関するブースが出展されました。フランスでは、地方に個性的なアトリエ兼ショップがたくさんあります。首都パリのどこかしらの手芸店でそのキットや、作品をかいま見ることはできるのですが、それらのアトリエがお店の雰囲気をそのままブースに再現しているのを見られるのは、年に一度のこの見本市だけです。もちろん、地元パリからも様々なお店が参加しています

というわけで、朝一番や夜の部にいかないかぎりは、前売券をもっていても、入場待ちの長蛇の列、会場内も熱気があふれ、人気のブースにたどり着くのは至難の技という盛り上がりようです。人気があるのは、やはり、クロスステッチや、パッチワーク・キルトのお店。それから、アンキャードルといわれる額装のお店。どのブースにも人の輪ができていました。マリークレールイデーや、DMCなど大手のブースでは、さまざまなアトリエが開かれ、実際に作品を作ってみたり、プロの技を見学したりすることができます。

今回、マリークレールイデーとパリの刺繍学校ルサージュが共催した、ビーズ刺繍のアトリエに参加しました。オートクチュールでも刺繍を手がけいるルサージュの教授陣が、小さなレースとビーズを組み合わせたブレスレット制作を通して、そのテクニックを教えててくれました。まず、レースや、ビーズが入った小さなパックと、そのためのトレイ、針、糸を受け取ります。そして、席に着き、枠に美しくピンとはった薄い絹のガーゼにレースの部分を縫いとめて固定し、その上にさまざまなビーズや、布の花を縫い付けていきます。

初心者対象となっていて、ビーズをつけていく上で、難しいテクニックは何ひとつありませんでしたが、レッスンに用いたベネチアガラスのビーズや、スパングル、糸はすべて実際にルサージュで使われているのと同じもので、非常に繊細な手触りでした。絹の糸は、美しい光沢ですが、少しでも手あれがあると指にけばだち、手作りのベネチアビーズは、なんともいえぬ色の深みと輝きですが、一つ一つ穴の大きさがまちまちで、細い細い針でも通らないものがたくさんありました。スパングルも小さく、薄く、扱いに苦労しました。教授陣はいとも簡単に、針に通らないビーズをよりわけ、スパングルを止めつけ、的確にレースに装飾を施していきます。そのスピードときたら、受講者とはくらべものになりません。それでも、小さなブレスレットにこんなにも時間と手間がかかっていることを考えれば、オートクチュールの美しい刺繍やビーズのドレスにはどんなにか・・・と改めてためいきつきました。

ビーズ刺繍のドレスは夢のまたゆめですが、先生方が身に付けている素敵なブローチや、持参されている趣向をこらした美しいニードルブックなど、心惹かれる美しいものをたくさん見ることのできた一日でした。

(by AKI in Paris / 2003年12月)






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